学資保険には大きく分けると貯蓄型と保障型に分けられ、入院給付金が付くものは保障型の学資保険の部類に入ります。
ここでは学資保険の本来の目的と、入院給付金の関係性について詳しく探っていきます。
一昔前は人気があった医療特約付きの学資保険ですが、高校、大学と進学するのが当たり前となり、教育費の負担がどんどん高くなっている現在ではあまり人気がなくなっています。
医療保険特約が付いていれば、万一子供が病気をしたり怪我をした時には安心ですが、保障が付いている分どうしても保険料が上がるか、満期の時に受け取れる金額が低くなってしまいます。
満期の時に受け取れる金額は毎月の保険の掛け金で調節できますが、肝心なのは返戻率で、満期までどのくらいの保険料を支払ったのに対して、いくらお金が戻ってくるかです。
入院給付金などの医療特約が付けば返戻率は100%を切ることになり、何もない時には完全に損をしてしまうことになこれでは教育費用を蓄える目的を十分に果たしていないことになり、普通に銀行で貯金していた方が良かったということにもなりかねません。
もちろん保障付の保険に加入することは安心を買う意味もあるので、一概に損をしたということにはなりませんが、学資保険で教育費を貯めることに重点を置いている場合は、医療特約はつけなくてもいいのかもしれません。
学資保険でその分をカバーしなくても、地域によっては子供の医療費をある年齢までは無料にしているところもあります。
さらに共済など安い掛け金で医療費を保障している保険もあるので、学資保険はあくまでも貯蓄をするためと割り切った方がいいかもしれません。
もちろん医療特約を付けるかどうかはそれぞれの自由なので、十分に考えた上で加入する保険の種類を選んで下さい。
このようにあくまでも子供の教育資金http://www.mainichikentei.jp/kyouikusikinn.htmlを蓄えるのが目的で保険に加入する場合は、入院給付金などが付く医療特約は付けない方がいいかもしれませんが、万一の時に備えたい場合は、医療特約には十分な意味があります。